セキュリティおよびデバイス管理の最新トレンドが議題となる第14回目のJamf Nation User Conference(JNUC)にApple IT管理者やセキュリティ専門家が集結

テキサス州オースティン - 2023919 - 職場におけるApple製品の管理とセキュアな運用のスタンダードであるJamf(NASDAQ: JAMF)は本日、Apple管理者の最大の祭典とも言えるJamf Nation User Conference(JNUC)をテキサス州オースティンでバーチャルおよびリアルで開幕したことを発表しました。今年で14回目となるこのイベントでは、Apple、Google、Microsoftを含む主要なパートナーをゲストに迎え、革新的な管理およびセキュリティソリューションが集約した包括的なJamfのプラットフォームの詳細が共有されました。

「業界トップクラスのAppleデバイス管理ソリューションとセキュリティソリューションが集約したJamfのプラットフォームを利用するITやセキュリティチームは、ユーザには素晴らしい体験を、そして組織には安心を届けることができます」JamfのCEO、John Strosahlは述べました。「『Appleがイノベートし、Jamfがそれを祝福する』、私たちがこれまでに幾度となく繰り返してきたフレーズです。私たちはAppleの人気が今後も成長を続けることを確信しているだけでなく、次の10年で市場が完全に逆転し、エンタープライズで採用されるユーザ向けテクノロジーとしてAppleがナンバー1の地位を獲得すると予想しています。そして、その際に組織におけるAppleデバイス管理やセキュアな運用を支援することにおいてJamfに勝るパートナーは存在しません」

今年のJNUCのテーマは「Power of AND」("AND"のパワー)です。Appleが提供するものとエンタープライズが求めるもののギャップを埋める存在であるJamfは、Appleを職場や教育現場で採用するにあたって不可欠なデバイス管理、アイデンティティ管理、そしてセキュリティを統合させたソリューションを提供しています。私たちはこれを「Trusted Access」と呼んでおり、組織で採用されるMacやモバイルデバイスの管理およびセキュアな運用にJamfを使用することで達成できるゴールのようなものです。

JNUC 2023の主なハイライトは以下の通りです。

よりモダンでアクセシビリティに優れたUI、さらにシンプルになったオンボーディング、宣言型デバイス管理の継続的なサポートを提供するJamf Pro 11シリーズ

Jamf Pro 11ではUIが一新され、色の変更やナビゲーション要素のタブ化、読み上げ機能の改善、頻繁に使うワークフローへの使いやすいショートカットなど、アクセシビリティの面で大きな改善が加えられます。ユーザに一貫したエクスペリエンスを提供するため、この新たなデザインはJamfのすべての製品に拡大される予定です。

Jamf Pro 11は、最新のソフトウェアアップデート管理ワークフローを含むAppleの宣言型デバイス管理に対応しており、管理者はJamf Cloudから管理対象デバイスに対して特定の日時に最新のアップデートを自動的に適用させることができます。Appleは、登録ワークフローをさらに強化するアカウント駆動型デバイス登録について発表しており、この機能はmacOS SonomaおよびiOS 17搭載デバイスを対象にJamf Proでサポートされる予定です。

さらに、Jamf Pro 11では、よりシンプルで透明性の高いオンボーディングが可能になり、エンドユーザは仕事をしながらアプリのインストールの進捗を確認することができます。

コンプライアンスと脆弱性管理のワークフローにおけるサイバーハイジーンの向上

新たにコンプライアンスダッシュボードと脆弱性管理機能がJamf Protectに追加されます。これにより、管理者は環境内の全体的なコンプライアンス状態を確認することができます。また、アクセスポリシーやパッチの優先度に関して正しい決断を行うために、環境内のどのアプリやOSバージョンが、既知の共通脆弱性識別子(CVE)の影響を受けているかを特定することも可能です。さらに、今年に入ってJamf Proに緊急セキュリティ対応のサポートが追加され、重要なセキュリティアップデートに対する制御や完全な可視性が提供されています。

効率化されたユーザ登録とシングルサインオン

JamfはIDプロバイダのパートナーとともにシングルサインオン機能拡張の最前線に立っています。今年初めにJamfはOktaを使った登録SSOのサポートを導入しました。さらにJamfは、Oktaを使ったプラットフォームSSOを市場で初めてサポートしています。登録SSOとプラットフォームSSOのワークフローは、Macデバイスとモバイルデバイスを使うユーザに次世代のシングルサインオン方法を提供します。

Jamf ConnectZTNAが利用可能に

2018年以来、多くの組織がMacでクラウドIDを使用するためにJamf Connectを活用しています。そして今回、ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)が加わったことでJamf Connectのアイデンティティ&アクセス管理(IAM)機能がさらに強化され、クラウドまたはオンプレミスのリソースにアクセスしようとするmacOS、iOS、iPadOS、Android、Windowsデバイスに対して、最小特権の原則に基づいた高性能のアクセスを提供することができるようになります。次世代のネットワークテクノロジーを利用したこのZTNAソリューションは、導入が簡単であるだけでなく、ユーザエクスペリエンスを大幅に向上してくれます。これまでのVPNの代わりにZTNAを採用することで、効率性の向上やコスト削減はもちろんのこと、その他のJamf製品と組み合わせることでセキュリティを圧倒的に改善することができます。

デバイスのリスクシグナルを把握したデジタル社員証

昨年のJNUCでは、SwiftConnectとのパートナーシップにより、物理的なアクセスカード(社員証)を廃止してiPhoneやApple Watchでオフィスや建物に入ることが可能になるという発表がありました。そして今年のJNUCの基調講演では、このデジタル社員証の新たな機能が紹介されました。これにより、デバイスがコンプライアンスから逸脱した場合に、デバイスシグナルや社員証を一時的に無効にするイベントをユーザに送信することができるようになります。Jamfのデジタル社員証では、Trusted Accessのデジタルポリシーを物理的な世界に応用し、安全性が確認されたデバイスを使用する信頼できるユーザだけにオフィスや建物へのアクセスを許可します。

ITやセキュリティチームの仕事を楽にするAIベースの機能

会場に集まったJamf Nation(世界最大のApple管理者コミュニティ)のメンバーに向けて、Jamf Nationのポータルで活躍することになるAIのサポートボットが紹介されました。この新しいチャットインターフェースにはJamfのオンラインコミュニティ、Learning Hub(学習ポータル)、テクニカルドキュメントの知識が集約されており、IT管理者は気軽に質問をし、問題解決のヒントを得ることができます。

さらに、AIが今後どのようにセキュリティ製品に統合されていくかについて、Jamfのビジョンが共有されました。近い将来にJamfのソリューションにAIを活用した新たな機能が追加される予定となっており、未加工のテレメトリやセキュリティアラートの詳細データの使用やATT&CKフレームワークの適用を通して、セキュリティ上の問題に直面しているIT管理者に簡単な説明やアドバイスを提供することが可能になります。

教室におけるデバイスの管理とセキュアな運用をさらにシンプルに

Jamf SchoolとJamf Teacherのユーザインターフェイスが一新され、効率性やポータルの可視性が向上します。これは、教室で忙しく働く教師にとって嬉しいニュースです。さらに、Jamf Proでもっとも人気のある機能であるApp インストーラがJamf Schoolに導入され、教育向けに設計されたソリューションでさらに包括的なデバイス管理が可能になります。

生徒や教育機関をこれまで以上に確実に保護するため、監視対象のiOS/iPadOS 16以上のデバイス向けに、Jamf Safe Internet内でオンデバイスコンテンツフィルタリングの提供が開始されました。この機能により、生徒のプライバシーを確保しながら、外部からの脅威や安全性に問題のあるネットアクセスなどを阻止することができます。オンデバイスのコンテンツフィルタリングのmacOS向けサポートは今年中に開始される予定です。

Jamf ProJamf Schoolが「StateRAMP Ready」ステータスを獲得

業界標準への準拠に必要な信頼性を必要とする米国のカスタマーのために、「StateRamp Ready」ステータスを獲得したJamf ProおよびJamf Schoolのインスタンスの提供が開始されました。StateRAMPは、教育機関、州政府、または地方自治体特有の技術要件やコンプライアンス要件に対応するために設計された、クラウドセキュリティの査定および認証プログラムです。

Jamfについて

Jamfは、エンドユーザから愛され企業・組織から信頼されるAppleエクスペリエンスの管理、セキュアな運用、業務の簡素化を目指しています。またJamfは、企業にとって安全で、ユーザにとってシンプルかつプライバシーが保護された「Appleファースト」環境を実現するための、管理およびセキュリティソリューション一式を提供する、世界で唯一の企業です。 Jamfに関する詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。

プレスリリースに関するお問い合わせ

【Jamf Japan合同会社】
広報事務局
E-mail: japan_pr@jamf.com