インベントリ管理とは
インベントリ管理とは単に組織のデバイスを追跡することではありません。インベントリ管理とは、適切な人材に適切なデバイスと適切なツールを付与し、効率的に仕事をこなせるようにすること。
そして、これらの人材、デバイス、組織のデータが常に手の届く範囲にあり、コントロールできるようにすることです。
インベントリ管理がセキュリティに与える影響
モバイルデバイスへの依存度が高まり、リモートワークの選択肢が増えたことで、セキュリティの状況は以前よりもはるかに複雑になっています。お金を払えば手に入る最高のセキュリティシステムでも、インベントリ管理を怠れば、セキュリティを制御できなくなります。
デバイスがどこにあり、誰が使用し、各デバイスとユーザに対してどのようなセキュリティプロトコルを導入しているのかを把握できていなければ、ネットワーク上にコンプライアンス違反や悪者が操作する不正なデバイスが存在するかどうかを知る術がありません。
セキュリティを確保したいなら、1台1台すべてのデバイスがどこに、どのような状態であり、誰が使っているのかを把握しておく必要があります。
インベントリ管理の甘さがもたらすリスク
仮に、従業員が自分のデバイスが盗まれたと報告したとします。脅威アクターがそのデバイスを使って会社に損害を与えないように、デバイスをロックするには、ゼロタッチデプロイが導入されていること、そして紛失したデバイスの正確かつ詳細な記録が必要となります。
安全でないワイヤレスネットワークはどうでしょうか?フリート内のデバイスがたとえどこにあろうとも、各デバイスに正しいLPN、ゼロトラスト、その他のセキュアネットワーク接続が設定されていることを把握していることは、ITにとって極めて重要です。
従業員が紛失を申告する前に、悪者が見つけたり盗んだりしたデバイスを使おうとしていたら大変ですよね。故に、どのユーザIDがどのエントリーポイントからネットワークにアクセスしているかを正確に把握する必要があるのです。そうでなければ、セキュリティポスチャに大きな抜け穴ができてしまうことになります。
Jamfのインベントリ管理を導入すべき理由
厳重な管理とは、デバイス追跡システムの入念なセットアップとデバイスフリートの鋭い監視を意味します。しかし従業員が数人程度の小さな会社でない限り、すべてのインベントリを管理する方法はただひとつ、自動化しかありません。
Jamf管理者は、スマートグループ を作成し、特定デバイスグループのユーザおよびハードウェアの詳細、ソフトウェアバージョン、セキュリティ設定を追跡。さらにデバイスレポートの自動化により、IT部門はコンプライアンス違反のデバイスを即座に把握し、適切なアクションを取ることが可能になります。
Jamfのインベントリ管理機能は、デバイスフリート全体から、各デバイス、各アプリケーションの状態まで全方位的に監視し、一目で以下について把握することができます:
- ハードウェアの種類/モデル/名称、シリアル番号、さらにはバッテリー残量やストレージ容量
- デバイスのOSおよびアプリバージョン、暗号化状況、システム構成、プロファイル、証明書
- アクティベーションロックのステータス
セキュアなネットワーク&デバイスをお望みですか?手元にあるすべての情報から始めましょう。Jamfを使って、できるだけシンプルな方法で、できるだけ多くの情報を手に入れませんか?
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この投稿は、ホリスティックなセキュリティアプローチに関するシリーズの1つです。全投稿のまとめをご覧いただくか、以下の個別記事をご一読ください:
- モバイルデバイス管理(MDM):セキュリティ強化のための礎
- Trusted Accessが組織のデータを保護する方法
- Jamfによる脅威防御と修復
- ゼロタッチプロイメントでデバイスの安全性を維持
- ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)は最新のデータセキュリティのニーズに対応
- 自動化されたアプリケーション管理がセキュリティを強化
- 最新のエンドポイントプロテクションは新たなセキュリティ課題を軽減
- Self Serviceがサードパーティアプリのリスクを軽減する方法
- アイデンティティ管理とアクセス管理でユーザと機密データを保護する方法
- コンテンツフィルタリングと安全なインターネットはユーザとデータをいかに安全に保つことができるか
- コンプライアンスとセキュリティにおける可視性の重要性
Jamfのインベントリ管理の導入を是非ご検討ください。
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