
アプリケーションは従業員の仕事の役に立つだけでなく、より楽しく生産的に仕事をする上で重要な役割を果たします。
組織にとって、従業員が時間を有効に活用できるように支援することはもちろんのこと、リソースを効果的に管理し、セキュリティに気を配ることも非常に重要です。
では、従業員が望むアプリを提供することと、組織のニーズを考慮することのバランスを取るにはどうしたらいいのでしょうか?
この問いに応えてくれるのが、エンタープライズ向けのアプリカタログです。
エンタープライズ向けのアプリカタログとは?
エンタープライズ向けのアプリカタログは、認可されたユーザにウェブベースまたはネイティブのアプリケーションへのアクセスを提供するプライベートのオンラインストアです。Apple App StoreやGoogle Playのような一般向けのアプリストアと同様に、エンタープライズ向けのアプリカタログでは、従業員が業務に必要なアプリケーションを発見、リクエスト、およびインストールすることができます。
エンタープライズ向けのアプリストアには通常、社内アプリに加えて、サードパーティやApple App Storeのアプリが揃っていますが、電子書籍、ガイド、ビデオ、プリンタ、ドライバ、その他の構成などの社内リソースが提供される場合もあります。
アプリカタログの仕組みと必要性
エンタープライズ向けのアプリカタログは、エンタープライズアプリの管理能力を組織に与えると同時に、ユーザとユーザが必要とするアプリを結びつける独自のマーケットプレースとして機能します。
アプリカタログを導入するメリットには次のようなものがあります。
- セキュリティ:従業員のアプリへのアクセスを管理し、アプリのインストールやアップデートの状態に目を配ることができます。
- カスタマイズ能力:組織のニーズに合わせたカスタムアプリを提供することができます。
- 配布のしやすさ:従業員がどこにいても簡単にアプリを配布することができます。
- 管理の一元化:すべてのエンタープライズアプリを一元的に管理するためのプラットフォームを提供します。
- コスト削減:アプリの配信や管理に関わるコストを削減することができます。リソースへのアクセスに関連する問い合わせが減ることで、IT部門の生産性もアップします。
モバイルデバイス管理(MDM)ソリューションとしてすでにJamfを使用している場合、Jamf Self Service経由でMacとモバイルデバイスで利用できるエンタープライズアプリストアを簡単に作成できます。
Jamf Self Service:オンデマンド型のリソースカタログ
JamfのSelf Serviceは厳選されたアプリを集めたカタログで、ユーザはヘルプデスクに問い合わせずに、あらかじめ承認されたアプリや構成、その他のリソースにオンデマンドでアクセスすることができます。
Self Serviceで一般的に提供されるリソースには以下のようなものがあります。
- Apple App Storeのアプリ、自社アプリ、サードパーティアプリ
- 電子書籍、ガイド、ビデオ
- プリンタマッピング、ドライバ、メール、VPN、その他の構成
Self Serviceカタログではコンテンツのパーソナライズが可能です。
- 部署、言語、ユーザの役割やロケーションに応じたパーソナライズ
- 名前、アイコン、画像などを変更して独自の外観にブランディング
従業員はSelf Serviceを利用して次のことができます。
- ソフトウェアのアップデートなど一般的なIT関連の問題の解決
- セキュリティ機能拡張やアプリのアップデートについてリアルタイムで通知を受信
- アクセスしやすいように人事関連ツールや社内リソースをブックマーク
Self Serviceは、macOSデバイスとモバイルデバイスの両方で利用できます。
Self Serviceで従業員に必要なアプリを提供する
Macを採用している組織のIT部門にとって、Self Serviceはエンドユーザにアプリを配布する上で非常に有用なツールとなります。仕事や学校で使われる一般的なアプリの多くは、AppleのApp Storeから入手できません。
Jamf App Catalog - エンタープライズ向けアプリカタログであるSelf Serviceと混同しがちですが、こちらはもっともよく使われるサードパーティ製のmacOS用ソフトウェアタイトルを集めたカタログです。パッチ管理ワークフローまたはApp インストーラを使用してサードパーティのmacOS用ソフトウェアのアップデートを管理することもできます。
App インストーラは、Jamfによって管理および提供されているインストーラパッケージを集めたもので、サードパーティアプリのアップデートや導入を自動化してくれます。
App インストーラを使うことで、Mac App Storeで入手できないサードパーティ製アプリを直接Self Serviceに導入することができます。
インストール後、Jamf App Catalogで新しいバージョンが利用可能になると、アプリはユーザが指一本触れずに自動的にアップデートされます。
App インストーラを使って管理者の手間を省き、エンドユーザに最新バージョンのアプリを提供し、アプリをタイムリーにアップデートすることは、セキュリティの強化につながります。古いソフトウェアは安全性の低いソフトウェアであることを理解することは非常に重要です。アプリのアップデートを自動的に提供することで、すべてのデバイスとユーザの安全を守ることができます。
アプリ管理の重要性
アプリケーション管理は組織にとって不可欠なビジネスプロセスであり、健全なアプリ管理を行うことはどの組織にとっても非常に重要です。
アプリケーション管理 は、エンタープライズや教育機関で使用されるアプリの購入から導入、アップデート、パッチ管理、使用停止に至るまで、アプリケーションのライフサイクル全体をカバーします。
MDMソリューションにJamfを選択すると、シンプルなアプリケーション管理が実現するため、IT管理者の負担を軽減し、素晴らしいユーザエクスペリエンスを提供し、組織のセキュリティを強化することができます。
アプリカタログが従業員や組織の生産性向上にどのように役立つかをぜひご覧ください。
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