Jamf と Mesa コミュニティ・カレッジ:学生の将来のために

Jamf と Mesa コミュニティ・カレッジ、IT業界と支援を必要とする学生の双方に同時に貢献

December 19 2025 投稿者

Haddayr Copley-Woods

Student at Mesa Community College against a bright, hopeful background.

ある教育者の優しさ

Alvin Bridges氏は、勤務先の学生たちに関して大きな夢を抱いています。

2023年のことです。アリゾナ州メサのMesa コミュニティ・カレッジ(MCC)で学内テクノロジーサービス担当アソシエイトバイスプレジデントを務めていた同氏は、成績の振るわない学生の多くがスマートフォンで宿題に取り組んでいることに気がつきました。

この問題に対処するべく開始されたのが、学生にiPadを支給する支援プログラムです。これが目覚ましい成果をあげると、同氏は学生に対する支援をさらに拡充していく必要があると考えました。MCCでは、保護者が大学を卒業したことがない家庭の出身者が48%を占めているからです。

IT業界にも多様性を

Bridges氏は、テクノロジーに関しても夢があります。

各種の研究によれば、人材が多様化している組織の方がそうでない組織よりも収益が33%高く、考え方が柔軟でイノベーションが起こりやすい傾向にあることがわかっています。しかし、「IT業界は多様な人材に乏しいのが現状です。女性やマイノリティはもちろん、保護者が大学を卒業していない家庭の出身者も多くありません」(Bridges氏)

支援を求めて

Bridges氏はかねてから勤務先でAppleデバイスの管理とセキュリティにJamfを活用しており、IT業界にJamfの認定資格が必要な求人が多いことを知っていました。 そこで同氏は、Jamfの認定資格やITデバイスの管理に関心がある学生のためのカリキュラムの作成をJamfに依頼したのです。

Jamfが選ばれる理由

Jamfは、過去7年間にわたりMCCと戦略的パートナー関係を育んでいます。

「Jamfは、私たちのためにできることを何でもしてくれました。新しい取り組みを実践する機会と、似た活動を行っている顧客とのご縁をつないでいただきました。 Jamfに金銭的メリットがあることばかりではなかったはずですが、それでも協力してくれたのです」(Bridges氏)

同氏はさらに続けます。「本校や私のためにここまでの感情的エネルギーを投じてくれるパートナーは、世界中どこを探しても存在しません」

Jamf Training Foundationコース

Bridges氏とJamfが共同で完成させたのが、学生に8週間でJamf ProJamf Protectの使い方を教える全8週間のコース「Jamf Training Foundation」です。コース修了後は、学内のIT部門でインターンシップを経験できる機会も用意されています。

このコースには、Jamf 100、Jamf 170、Jamf 200のインストラクター主導のハンズオンプログラムが盛り込まれており、Appleデバイスの管理、セキュリティ確保、サポートに必要なスキルを身につけることができます。また、Jamf ProとJamf Protectのコア知識を得るとともに、macOS、iOS、iPadOSプラットフォームのエンタープライズにおける運用についても学ぶことができます。

具体的に学べる内容は以下のとおりです。

  • Jamf Proの構成
  • Jamf Protect
  • デバイス登録
  • App Storeでのアプリの配布
  • 導入パッケージの作成と管理
  • コンピュータとモバイルデバイスの構成と設定
  • デバイスセキュリティ
  • スクリプトの基本(Bash)
  • セキュリティ基準の基本

クラスルーム環境

学生はJamf専用の教室で学ぶことができ、初回のコースを担当した講師は、学生の今後の活躍に大きな期待を寄せ、Jamf認定資格を求める求人情報まで紹介するほど熱心でした。 ITの基礎知識が十分でない学生にも、就職に向けた明確で具体的な道筋を示すことができました。

学生は、macOS や iOS のサポートの基本を教室で学ぶだけでなく、Jamf の使い方や企業現場での運用方法についても実践的な学びを得ることができたのです。

学生に支援を

Bridges氏はこう話します。「このコースに登録した学生の過半数は、安定的に食料を買えない経済状況の家庭の出身で、IT業界では少数派と言える人たちです」

「ときには、本を買うか食べ物を買うかに悩まなければならないこともある。そんな人たちなのです」(Bridges氏)

「このプロセスを前に進めていくことは、そのような人たちの人生を変えることにほかなりません。大学の中庭に座って『この単位は取れるかもしれないけれども、卒業までのお金はどうしよう? 卒業したところで、実務経験はどうすれば良いのだろう?』などと悩んでいる学生がいます。今回のJamfとのパートナーシップは、そのような学生たちに現実的な夢を与えるものなのです」(Bridges氏)

JamfとBridges氏の取り組みは、学生たちにとって救いの手となりました。

第1期生の成果

このコースに登録した学生は9名でした。Jamf Certified Associate - Jamf Pro認定は全員が取得したほか、Jamf Certified Associate - Jamf ProtectとJamf Certified Tech - Jamf Proを両方取得した学生も、8名にのぼりました。

それだけでも驚くべき成果ですが、その後はBridges氏がメンターを務めるMCCでのインターンシップを経て、アリゾナ州フェニックスの企業で有給実習生として採用されていきました。

第1期生のうち2名は現在、IT管理者として働いています。ほか3名は、すでにIT業界で勤務していたものの、コースを通じて資格を取得し、勤務先で昇進を果たしています。

学生に飛躍の機会を

学生がコースを修了し、2回のインターンシップを経た後は、AppleとJamfの各種認定資格を取得したうえで、約1年もの実務経験を積んだことになります。学校を卒業したばかりの学生、とくに準学士号では、こうした資格・経験が得られるチャンスはほとんどありません。 そのため、IT管理者として即戦力で活躍できます。

「学生たちは、単にJamfを学んで終わりではありません。Jamfの使い方を身につけたうえで、学内インターンと企業インターンで実務経験を積むことができるのです。難しいのは、どうやって業界に入るかです。すでにITのプロとして働いているといった事情があれば話は別ですが、そうでなければ、最初の実務経験を積む機会が得られないことが多いからです。私たちは、この問題を解決したいと考えいます」(Bridges氏)

Bridges氏は続けます。「市場に技術者、管理者、セキュリティ担当者といった求人があるのなら、いずれも必要とされている職だということではないでしょうか」

「そのすべてを1年半のプログラムに盛り込んで、3種類の認定資格を取るとともに、現実に即した実務経験を積めるようにすれば、学生に現状を脱し、非大卒では得られないような給料を手にするチャンスを与えられるはずです」(Bridges氏)

Bridges氏の取り組みは、まだ始まったばかり

Bridges氏は、今回のコースを一種のテンプレートと捉え、Mesa コミュニティ・カレッジに今後さらに高度なJamf認定資格を取得するコースを新設したいと考えています。

しかし、同氏の野心はそれだけにとどまりません。

さらに大きな目標は、MCCが他の機関のモデルケースとなっていくことです。

「私たちのような取り組みが、実際にできるということ。あらゆる人にチャンスを与えることができるということ。それを示すことこそ、私たちの目標です。私は、このような取り組みが本校のみならず他の機関にも広がっていってほしいと思っています」(Bridges氏)

また、同氏はほかにも、今後アリゾナ州立大学と提携し、Pythonなどのコーディングのクラスを追加したり、コンピュータサイエンス学部に編入したりできるようにすることも計画しているといいます。

「これが学生にどれほど良い影響をもたらすか、想像してみてください」

学生の反応

Bridges氏の情熱は、多くの人を勇気づけています。

もちろん、学生も例外ではありません。コースと実習のどちらも実務に直結しているため、多くの学生が新たな機会と明るい未来を感じています。

たとえば、MCCで学ぶJackson Mirich氏は、2024年の秋期にJamfの認定資格を取得しました。それ以前には、別のコースでAppleCare関連の修了証明書も取得しています。

「Carl Cortez教授は、認定資格があればさまざまな可能性が広がることを教えてくださいました。私はデバイス管理に非常に興味があり、それが自分の将来のキャリアにとって重要なツールであると感じています。今期はCISのコースを履修しています。これは、Jamfの資料を題材にさらに深いところを学んでいくコースです」(Mirich氏)

人生を変える経験を

最後に、Bridges氏はこう話します。「この取り組みは、学生の人生を変えるうえで本当に役立っています。Jamfの皆様には、大いに誇っていただきたいと思います」

Jamfの認定資格についてはこちらをご覧ください

MCCのJamf Training Foundationコースについては、こちらをご覧ください