UMC Utrecht

オランダ、ユトレヒトのUniversity Medical Center Utrecht(UMC Utrecht)は、病床数1,100、職員数11,000名超を誇る国内最大級の学術医療機関です。大学病院、ユトレヒト大学医学部、ウィルヘルミナ小児病院の3つの機関で構成されています。

職員が医療、教育、研究にMacの使用を希望
Macデバイスの数は、コロナ禍の間に400台から1,800台に増加
1日約10名の新規ユーザ登録が発生
Mac 1,000台分のリモートワークを試験的に開始したことを受けて、エンドポイントとネットワークセキュリティを優先事項の1つに決定
管理業務の質向上に向けてテストとトレーニングを精力的に実施
採用したmacOS向けソリューション:Jamf Pro、Jamf Connect、Jamf Protect、Jamf Private Access

研究からリモートワークまで、セキュリティを最優先

University Medical Center Utrecht

オランダ、ユトレヒト

UMC Utrechtでは、国内外のパートナーの協力の下、各種のイノベーションや研究に積極的に投資しています。これは、患者に最高峰の医療を提供し、将来の健康な社会を実現するためにほかなりません。

そんなUMC Utrechtで、医師から研究者、学生に至るまでのあらゆる人が必要としていたものがありました。それは、機密性の高いリソースや生産性向上のためのツールに安全にアクセスできるテクノロジーです。同機関ではデバイス選択プログラムによりAppleデバイスに対する需要が増大しており、IT部門がその管理方法の検討を迫られていました。

そこでIT部門が目を向けたのはJamfでした。Jamfを採用した結果、研究分野でのMacの導入から、コロナ禍の在宅勤務対応まで、各種のApple製品を無事に管理できるようになりました。

医療チームでAppleデバイスの導入が進んだ結果、IT部門がJamfを採用

UMC Utrechtがテクノロジーの利用と管理に関して特に重視していたのが、患者ケア、研究、教育の3点です。

最初にmacOSの導入が決まったのは、研究分野でした。新たなプロジェクトが始まると、新しい機器の購入が必要になります。デバイス選択プログラムの下で研究者自身がデバイスを選べるようになると、Macの利用が増えていきました。

その結果、研究部門のサポートを担当するIT部門は、Macのハードウェアとソフトウェアに対する知識を身につけるだけでなく、多数のAppleデバイスを効果的に管理する方法を習得する必要にも迫られたのです。

IT担当シニアマネージャを務めるHenk Codfried氏は、Macデバイスの管理手法を調査するなかで9年前、Appleデバイスの管理にCasper Suite 8(現在の名称はJamf Pro)を採用しました。「Jamfならできると、すぐにわかりました。」同氏は当時のことをそう振り返ります。「Casper Suite 8は、研究部門のコンピュータの管理に5年以上使いました。」

他の部門でもMacデバイスの導入が進むと、Codfried氏のもとにはわずか4名のチームでどうやってデバイスを管理しているのか、ITリーダーから問い合わせが相次ぎました。やがて、研究者だけでなく医師や看護師、教員、学生にまでMacの利用が広がり、Macの台数は全部門の合計で400に達しました。

リモートワークがもたらした変化:Mac導入の拡大

コロナ禍による世界的なパンデミックでは、職員やネットワークが各地に分散するなかで、エンドユーザの業務効率を落とすことなくITデバイスを管理する仕組みの確立が急務となりました。しかも、セキュリティとプライバシーの要件にはこれまでと変わらず対応しなければなりません。Codfried氏率いるIT部門がまず着手したのは、MacBookユーザ1,000名を対象としたデバイス管理の実験でした。

もっとも、同部門ではコロナ禍の前から既に、デバイス管理機能の拡充を進めていました。現行のソリューションには、UMC Utrechtの厳しいセキュリティ要件の影響もあり、堅牢なオンプレミス環境が構築されているほか、サーバの負荷やトラフィックをスムーズに処理できるだけのMemcachedサーバとWeb Appサーバも実装されています。

2年間にわたり管理機能拡充の取り組みを進めるなかで、Macデバイスの需要は驚くほど増大しました。現在では、新規採用した職員の全員が自分が使用するデバイスを選べるようになっています。「すると、ほとんどがAppleデバイスを選ぶんです。」Codfried氏はそう話します。また、デバイスの数が増えてもIT部門のサポートや人員を増やす必要はありませんでした。これは、企業におけるApple製品の管理ソリューションの効果です。Codfried氏は、さらにこのように話しました。「ITの管理業務は、私と同僚のThijs van Vughtの2名だけで完結しています。IT部門の他のメンバーの手を煩わせる必要はありません。」

業務効率化とセキュリティ強化でユーザを支援

何年も経つと、IT部門のセキュリティ状態が改善し、Jamfのユーザ体験もシンプルなものになっていきました。

Jamf Proでデバイスの導入やデバイス管理、アプリ管理を自動化した後は、ユーザ認証とID管理に役立つJamf Connectを追加導入し、ユーザを組織のリソースに安全に接続できるようにしました。その結果、ユーザはサインインするだけで業務を開始できるようになりました。

さらに、Macに特化したエンドポイントセキュリティ製品のJamf Protectも導入したところ、macOSを標的とするマルウェアを防ぎつつ、Mac固有の脅威を検出および修復することも可能になりました(Codfried氏にとっては、この点が非常に重要でした)。もっとも、Jamfが役立ったのはソフトウェアソリューションばかりではありません。セキュリティに関するブログ記事も、セキュリティ状態の改善やナレッジベースの拡充に大いに役立てられています。「ブログ記事では、Jamf Protectの便利な機能や活用方法を知ることができるのがありがたいです。また、macOSを標的とするマルウェアに関する調査結果も掲載されています。こちらも、現在の状況の概要を把握するうえで非常に便利です。」

Jamf Protectの機能のなかでもCodfried氏が特に魅力を感じているのは、脅威防御のカスタム防止リスト作成機能と、USBメディアタイプの制限機能(ベータ版)だと言います。「業務でUSBメディアを使用したいというニーズはよく聞かれますので、今後はあらかじめ許可した特定のUSBスティックを支給する予定です。また、どのベンダーのUSBスティックならmacOSでの読み取りや書き込みを許可するかを、IT部門が管理できるのは魅力を感じます。ぜひとも使ってみたい機能です。」

そして、UMC Utrechtがまた別のパイロットプログラムで最近採用したのが、Jamf Private Accessです。「在宅勤務の職員が多いため、業務上必要なアプリケーションやリソースに安全にアクセスできるようにする必要があったのです。」

皆とても気に入っています。デバイスを起動すればすぐにネットワークに接続し、作業に戻ることができるので、常に生産性を発揮できるのが大きな魅力です。
Henk Codfried氏 IT担当シニアマネージャ

UMC UtrechtがJamfのソリューションを使ってAppleデバイスを管理した経験は、IT部門とエンドユーザのどちらにとっても有意義なものとなりました。

Codfried氏はこう語っています。「特に多かったのは、柔軟性の高さを気に入ったという声です。それから、デバイスが自分のものであるという感覚が得られた、デバイスに愛着を感じられるようになったといった声も届いています。これは、未開封のMacが届き、それを自分で開封してオンボーディングのプロセスを開始しているために、そういった感覚が強まったのだと思います。」そして、IT部門に関しては、「ヘルプデスクに届くチケットの数が減りました。また、チケットの大部分も簡単に対応できる類いの問題がほとんどでした。」と話しています。

Jamfを導入した結果、オンボーディングにかかる時間と労力のどちらも少なくなり、ITを気軽に使えるようになりました。
Martijn Cabout氏 DWO管理担当プロダクトオーナー

Codfried氏によると、JamfのAppleデバイス管理ソリューションがこれほどまでに大きく奏功した理由は明白でした。「私は、Jamfの考え方が気に入っています。また、JamfはAppleに特化したソリューションを提供している企業なので、macOSの新バージョンがリリースされても、製品や環境、管理対象のMacデバイスのいずれにも問題が起きないという絶対の安心感があります。」

トレーニングでエキスパートによる管理を実現

Codfried氏は、Casper Suiteの採用以来一貫して、IT部門に対するトレーニングを優先事項に掲げてきました。そのため、UMC Utrechtの管理者は、Jamf 100からJamf 400までのJamfのデバイス管理トレーニングコースをすべて受講し、認定を取得しています。

Jamf Proインスタンスの全機能にアクセスするためには、認定をすべて取得しなければなりません。ルールはこれだけです。」つまり、Jamf 100からJamf 400まで、Jamf Proの認定コースのすべてに合格することを義務づけたのです。

「Jamf Proにアクセスするのなら、自分が何をしているのかがわからなければなりません。試験に合格して初めて、コンピュータを管理する資格があると言えるのではないでしょうか。」Codfried氏はそう語ります。「ろくにトレーニングを受けていない人間に環境をかき回され、後で対応に追われるのは、誰だって御免でしょう。」

UMC Utrechtでは、Jamf Proの新バージョンがリリースされるたびに、4名のメンバー全員がトレーニングを受講し、認定を取得しています。また、Apple製品のアップデートが発生したときも同じです。「教育は、私たちにとっての最優先事項です。実際、AppleからmacOSの新バージョンがリリースされるたびに、私たちはトレーニングを受講し、macOSの管理に関するノウハウを学んでいます。」

Jamfを使ったデバイス管理のエキスパートになるためのこうした取り組みは、IT部門が導入や管理に要する時間の削減、ユーザエクスペリエンスの向上という形で十分に成果を生んでいます。

「今や、インターネット接続が良好であれば、導入は20分程度しかかかりません。」そう語るのは、UMCでICTインフラストラクチャスペシャリストを務めるThijs Van Vught氏です。「最初のログインがオンサイトである必要もありません。」DWO管理担当プロダクトオーナーのMartijn Cabout氏はこう話します。「Jamfを導入した結果、オンボーディングにかかる時間と労力のどちらも少なくなり、ITを気軽に使えるようになりました。」

エンドユーザについては、「Jamfのおかげで時間節約ができています。ノートPCを開いてログインすれば、作業を進められる状態が整うからです。」そう語るのは、Van Vught氏です。「コロナ禍の在宅勤務という点でも、大きな効果があったと思っています。自宅でデバイスを起動すれば、すぐに仕事を始められるわけですから。」

今後の計画

その後、UMC UtrechtではJamf製品の採用をさらに進めていきました。IT部門は今も、採用する製品の検討を続けています。

「まもなく、iOSの管理とApple tvOSの管理も本格的に展開できたらと思っています。」Codfriedはそう話します。現時点でも既に何台かデバイスを管理しているものの、これをさらに拡大していく計画です。また、医療従事者や患者が使用するiOSデバイスに関しても、試験的なプロジェクトを何件か実施しているといいます。

過去の経験を考えれば、可能性は無限に広がっており、UMC Utrechtがこれからも成功を収めていくことは想像に難くありません。

コロナ禍では、作業スペースの安定性と使いやすさが非常に重要でした。その点、MacBookには非常に満足しています。サポートが必要になることはほとんどなく、快適かつ生産的に仕事を進めることができました。
Corné Mulders氏 CIO

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