Macの業務利用:ライフサイクルを通じた節約効果でROIを最大化

MacのライフサイクルとAppleの総保有コスト(TCO)の低さを利用すれば、生産性と業務効率を高めながら、費用を削減できます。

April 30 2026 投稿者

Haddayr Copley-Woods

A MacBook in a forest, surrounded by an arrow indicating lifecycle.

MacはPCに比べて総保有コスト(TCO)が低く、投資利益率(ROI)に優れていますが、実際の節約効果はライフサイクル全体を管理することで得られます。Jamfの新しいホワイトペーパーでは、このROIを各段階で最大化する方法についてIT責任者向けに解説します。

AppleのTCO:コスト面でのMacとPCの違い

ITの意思決定において、Macの採用は単なる「デバイスの調達」ではありません。それは、ビジネスの未来を形作るための「戦略的投資」です。

企業でのMac導入は、Macデバイスのライフサイクル全体にわたり、コスト効率と運用効率の両面で優れた効果をもたらします。

MacはPCと比べ、初期費用の面で高額です。しかし投資利益率(ROI)の高さ、総保有コスト(TCO)およびライフサイクルコストの低さから、Macのライフサイクルを適切に管理すると、あらゆる要素を加味してもデバイス1台ごとに総合的な節約効果が得られます。この節約効果は、Jamfのデバイスライフサイクル管理を活用すればさらに大きくなります。

以下に、この節約効果をもたらす要因を示します。

  • 従業員の生産性向上:Macの使いやすい設計、Jamfのシームレスな統合機能、オンボーディングとトレーニングにかかる時間の短縮、サポートへの問い合わせの削減
  • ITサポートコストの削減:ダウンタイムの短縮、問い合わせの削減、アプリのダウンロードおよびOSバージョンのアップデートに関する従業員の自主性の強化(Self Service+を利用)
  • セキュリティ費用の削減:macOSの内蔵セキュリティ機能、サードパーティソフトウェアの削減、Jamfによるベンダーの整理統合

AppleのTCOで費用を節約できる主な領域

Forrester社の2024年度ビジネス向けApple MacのTotal Economic Impact調査では、企業において、PCよりもMacを活用した方がコスト削減およびビジネス面のメリットが大きいと示されています。

  • 信頼性と耐久性:Macは製品寿命が長く、交換が必要になりにくい
  • ITおよびセキュリティコストの削減:Macはセキュリティの脆弱性が少なく、IT部門の対応が必要になりにくい
  • 従業員の満足度と生産性:Macはユーザの人気が高く、定着率と生産性が高まる
  • エネルギー効率:Macは他デバイスと比べ、ピークパフォーマンス時のエネルギー消費が少ない

Forrester社はこれらを踏まえ、Macを5年間運用した場合における1台あたりのTCOの節約額は547ドルになると述べています。これにより、PC基準で186%のROIを実現できます。

Macのライフサイクルを活かして時間と費用を節約する方法

オンボーディング

Jamf ProのApple Business Manager統合で自動デバイス登録を使用し、複数デバイスの初期設定を簡略化できます。これにより、Mac管理者は組織で購入したMacデバイスが到着する前から自動で管理ソリューションに登録できます。登録後は、ユーザグループごとのポリシー、構成、セキュリティ、コンプライアンスベースラインをリモートで設定可能です。この結果、IT部門および新規従業員にかける費用と時間を削減すると同時に、新規従業員のオンボーディングプロセスを迅速かつシームレスに進め、業務開始までの時間を短縮できます。

管理とセキュリティ

初期設定後は、App インストーラによる自動化でヒューマンエラーを防ぐとともに、アップデートやパッチ適用が遅れてデバイスが危険にさらされる事態も回避できます。これにより、セキュリティ強化とIT担当者の時間削減を両立し、費用と時間を節約できます。従業員は、自身の業務に合わせて「Self Service」からアプリをオンデマンドで追加可能。IT部門の承認を待つことなく、承認済みリストから必要なツールを自由に取り入れられます。IT部門への問い合わせが不要になるので、ユーザは対応を待つことなくすぐに仕事に取り組めます。

Appleの宣言型デバイス管理(DDM)とJamfを組み合わせると、管理者はデバイスレベルでコンプライアンス体制を設定できます。DDMでは、デバイスが能動的に不審な行動をブロックし、潜在的なリスク(と甚大な被害)を根本で阻止します。

オフボーディング

従業員が退職あるいは異動する場合、オフボーディング業務を自動化することで費用と時間を節約し、同時にセキュリティも確保できます。事前設定済みの機能でアクセスの取り消し、アカウントの閉鎖、ライセンスの回収を実行し、Jamf Proのロックおよびワイプ機能でデバイスのデータすべてを保護しながら、完全に削除できます。これによりIT業務の時間を削減すると同時に、自社データの安全を確保し、デバイスの再割り当てや再販の準備を整えられます。

再利用または再販

IT部門はMDMとApple Business Managerの効率を活かし、デバイスの使用者変更に直ちに対処できます。新しく使用する従業員に必要なアプリと権限を設定した状態でデバイスが支給されるので、受領後すぐに業務を始められます。

Apple製品は再販価値が高いため、賢明な管理者であれば再販の時期を完璧に調整することで、自社には有用でなくなったものの他社には役立つ可能性のあるデバイスを最良の価格で再販できます。

JamfのAppleデバイス管理ソリューションでMacのビジネス面における節約効果を拡大

JamfのMicrosoftおよびGoogleの各種ソリューションとの緊密かつシームレスな統合機能を利用すると、IT部門は手作業で複数のコンソールを使いながら管理やセキュリティ業務を行う時間(と費用)を削減できます。それどころか、Mac管理者はEntraでWindowsおよびApple両方のコンプライアンスポリシーを設定したり、SIEM(Security Information and Event Management)でセキュリティデータを一元的に把握できるようになります。

Macの管理、セキュリティ、接続性にJamfを組み合わせれば、節約効果はさらに大きくなります。サードパーティアプリの購入を減らし、業務効率を高めると同時に、Mac特化型のソリューションが誇る脅威ハンティングとセキュリティ機能を利用できるのです。

MacとJamfの組み合わせで節約を実現した例

Scrive

Scrive社は、電子署名とIDに関する事業を展開するグローバル企業です。急速に事業を拡大していくなかで、成長を続けていくためにデバイスをどうするかが課題でした。MacとJamfを導入した結果、デバイスの初期設定から構成までをシームレスに進められるようになり、時間と費用を節約することに成功しました。

手作業でのキッティングに比べ、ノートPC1台あたり1日以上の時間を削減できています。今では、ユーザ名とパスワードを作成するだけで、新規採用した従業員に業務を始めてもらうことができます。

— Tage Borg氏、Scrive社CTO

Mac + Jamf:勝利の方程式

JamfでMacデバイスを管理するメリットを挙げることは難しくありません。使いやすさや制御のきめ細かさはもちろん、費用削減にも効果があるからです。

高い評価を受けているJamfエンドポイントセキュリティにより、コンプライアンスを確保し侵害を防止しながら、さらに大きな節約効果を実現できます。

Macデバイスがライフサイクル全体でもたらす節約効果の詳細をご覧ください。