初等・中等教育機関の生徒のデバイスにWeb フィルタリングが欠かせない理由
校内ネットワークでのフィルタリングは、生徒がキャンパスを離れた途端にオンライン活動の保護が途切れてしまいますが、Jamf Safe Internetなら生徒がどこにいても一貫したコンテンツフィルタリングを実現できます。
学校支給のデバイスがあれば、家に帰った後も学習を継続できます。
しかし残念なことに、オンライン上のリスクも家に連れ帰ることになります。
ところが、多くの初等・中等教育機関では、生徒が学校のネットワークから切断された瞬間にコンテンツフィルタリングが停止してしまいます。このギャップは構成の問題ではなく設計の問題であり、リスクに晒される危険性はまさにそのギャップに潜んでいるのです。
一つの施設向けに構築されたフィルタリングでは複数の場所を利用する生徒を保護できない
1人1台デバイス導入の施策により、生徒の学習スタイルは大きく変わりました。モバイルデバイスの普及に伴い、学習の場は校舎内にとどまらず、以下のような場所にも広がっています。
- 自宅
- 図書館
- カフェ
デジタル教材は生徒が出向く場所へ共に移動するため、実質的にあらゆる場所が学習の場になりえます。しかし残念なことに、多くの教育機関が使用しているDNSコントロールやネットワーク機器などのコンテンツフィルタリングインフラは、特定の場所や単一のネットワーク、つまり学校の校舎や、キャンパス内でモバイルデバイスが接続するワイヤレスネットワークを前提に設計されています。
以下のような信頼できないネットワークや学校IT部門の管理範囲外のネットワークに生徒が接続した瞬間に、コンテンツフィルタリングなどのキャンパス向けセキュリティ対策は機能しなくなります。
- 自宅のWi-Fi
- フリーWi-Fiスポットやインターネット共有
- モバイルデータ通信や衛星通信への接続
なぜ管理されていない接続が生徒の安全性のリスクになるのか?
世界中の多くの教育機関は、学校のネットワークを利用する生徒を有害で不適切なコンテンツから保護し、オンライン上の安全性を確保することが法律で義務付けられています。しかし、こうした規定は学校外のネットワークには適用されないことが多く、結果として、保護されていないネットワークアクセスが大きく開かれた状態になり、学校側ではそれを十分に把握できない状況に陥りやすくなっています。
リスクが最も高まる状況とは?
キャンパス外でのデバイスの利用は保護者だけの懸念事項ではありません。生徒の安全性に関わるすべての関係者にとって、リスクが最も高まる状況です。よくある一連の流れを見てみましょう。
- オンラインでインシデントが発生する。
- 保護者が学校に連絡・相談する。
- 学校の責任者が、なぜそのような事態が起きたのか疑問を呈する。
- IT担当者が調査し、デバイスが校内ネットワークの外にあったことを突き止める。
- 学校が保護者や生徒と利用規定について話し合う。
どのようなケースでも、こうしたインシデントは単発的な出来事ではなく、その根底に共通して存在するギャップの表れなのです。
リスク増大の原因は何か?
通常、校内であればネットワークフィルタによってブロックされる不適切または有害なコンテンツも、家庭では以下のような理由から自由にアクセスできてしまいます。
- 監視の目が届きにくい
- 閲覧行動が多様
- 学校のインフラによる安全対策がない
コンプライアンスに「学校の時間帯」は無関係
学校支給デバイスに適用される法律や規制には、次のようなものがあります。
- 児童インターネット保護法(米国)
- 2023年オンライン安全法(英国)
- 一般データ保護規則(EU)
- 2021年オンライン安全法(オーストラリア)
このような法規制に加えて、各地域の要件や教育機関の利用規定(AUP)が、学校が管理するネットワーク内にあるか否かを問わず、学校支給デバイスに適用されます。学校の時間帯のみコンプライアンスを技術的に満たし、それ以外の時間帯のオンライン活動は無防備なままとなるようなフィルタリングポリシーでは、厳格な審査に耐えられず、規制コンプライアンスを満たしていないとみなされます。
解決策が組み込まれたJamfのプラットフォーム
Jamf Safe Internetのオンデバイスコンテンツフィルタリングは、オンラインの安全性確保と生徒のプライバシー保護をシームレスに実現するよう設計されています。
単なるサードパーティ製のアドオンや一時的な回避策ではありません。VPNへの依存はなく、生徒が学校のネットワークから外れても保護が途切れるギャップは生まれず、学校の時間帯が終わっても保護が停止することはありません。
デバイス自体にコンテンツフィルタリングポリシーを強制適用し、あらゆるネットワークで一貫して機能するように設計されたソリューションです。生徒のデバイスが以下のいずれの状態のときも、オンライン保護が有効に機能し続けます。
- 学校のネットワークに接続
- 自宅のブロードバンド回線に接続
- モバイルホットスポットやフリーWi-Fiに接続
- ネットワーク未接続
さらに、以下のOSを搭載したデバイスをサポートします。
- macOS
- iOS/iPadOS
- Windows
- Chrome OS
- Android
これにより、教育機関は安全でプライバシーに配慮した一貫性のあるオンライン保護を実現する、包括的で有用なソリューションを導入できます。生徒は集中力を妨げられたり安全性の懸念に煩わされたりすることなく学習に専念できるようになります。
フィルタリング制御を強化するためにIT部門が実践できる3つの施策
インシデントによってギャップが表面化すると、IT部門には次のような負担がかかります。
- インシデント対応
- ポリシーの確認
- 管理者の問い合わせ
- 保護者の連絡
対応、トリアージ、被害の軽減、事後処理にかかるコストは積み重なっていきますが、その根本的な原因は常に同じ「構造的な設計上の問題」にあります。そこで、IT部門がコンテンツフィルタリング制御を強化し、効果・インサイト・効率を向上させるために検討すべき、3つの実用的な施策を紹介します。
アプリやブラウザ全体にポリシーベースのコンテンツ制限を適用する
ネットワークフィルタリングは、アプリ内の閲覧やブラウザ以外のアクセスポイントには適用されません。デバイスレベルのポリシーを導入すれば、セキュリティの適用をネットワーク接続に依存することなく、あらゆるコンテキストにおいて通信の源でルールを強制適用できるようになり、こうしたギャップを埋めることができます。
利用傾向を可視化してポリシーを最適化する
フィルタリングにレポート機能がないと、意思決定がデータに基づかない定性的なものになってしまいます。キャンパス内だけでなくすべてのネットワークにわたるブロックログを定期的に確認することで、定量的なフィードバックに基づいて意志決定を下せるようになり、時間の経過とともにポリシーを強化することができます。
フィルタリングポリシーをコンプライアンス要件に適合させる
現行のポリシーを規制、要件、教育機関のポリシーと照らし合わせて、保護が推定ではなく確実に機能している領域を特定します。そうすることで、インシデントが発生してコンプライアンスに関する議論になる前に、先回りしてギャップを解消することができます。
まとめ
「セキュリティの強さは、最も脆弱な部分の強さで決まる」とよく言われます。このことは、コンテンツフィルタポリシーと、それが適用される環境にもそのまま当てはまります。1人1台デバイス導入プログラムにより、学習環境はキャンパス内にとどまらず、移動中も含めた学校外のあらゆる場所へ広がっています。デバイス上のコンテンツフィルタリングを導入すれば、初等・中等教育機関は、生徒のデバイスがどこにあっても保護が機能し続ける安心感を得ることができます。
つまり、OSやネットワーク接続、ポリシー適用の難易度に関わらず、学習が行われるあらゆる場所で一貫して生徒を保護できるのです。
Jamf Safe Internetが校内・校外を問わず生徒のプライバシー保護とセキュリティを向上させる方法をぜひご覧ください。