MDMは必要最低限
MDMは中小企業が持つべき基本機能といえます。
しかしこういった基本的な管理機能だけでは中小企業のニーズに応えられなくなってきています。テクノロジーの管理をMDMに委ねている企業は、さらに一歩進んだ技術を取り入れることによって、時間やコストの節約、セキュリティリスクの不安を軽減することができます。
Ciscoの調査によると、新型コロナ感染症の世界的な大流行で最も大きな打撃を受けたのは中小企業だったという結果が出ています。実に、中小企業の36%が、依然として生き残るために必死な状態にあると答えています。一方、デジタル化が進んでいる企業は、コロナによる影響をそれほど受けずに済んだと答えています。
「生存」から「成長」へ
リモート化が進む働き方、パーソナライズ化の増加、またネット環境のリスクといった動きが世界的に増加するなか、中小企業には生き残りをかけて順応していくことが求められています。そして、中小企業が「生存」から「成長」へシフトしていくには、基本的なデバイス管理の枠を超えて、大企業が行っているような取り組みをすることが求められるでしょう。
中小企業にも適しているApple Enterprise Management
中小企業には強力でいながら、直感的に使用できるソリューションが必要です。従業員を増やさずとも機能を拡張でき、自動化や堅牢なセキュリティシステムによって時間とコストを節約できるソリューションです。大企業が利用しているのと同様に、業務に必要なリソースへの安全な接続、働く環境の保護と支援をしてくれる機能が中小企業にも求められています。
完璧なMacデバイス管理
中小企業の多くは、その安定していて、相互に連携し合うエコシステムを理由にAppleを選択しています。そして、AppleにはiOSとiPadOSを管理する強固なネイティブ機能もあります。macOSにも強固なネイティブ機能がありますが、macOSユーザには、Macデバイス管理を管理するための強力な機能が必要です。
Macのネイティブ機能は12個のペイロードを持つMacデバイス管理用MDMフレームワークのベータ版サブセットを提供いますが、JamfはMDMフレームワークとJamf Agentを組み合わせた特別なセットに対応しています。これによって、デバイス登録やインベントリ収集などを自動化する基本的なMDMの機能を超えて、一環したMacOSのライフサイクル管理が可能となります。
組織には、サードパーティのMacアプリをインストールあるいはアップデートする機能や、macOS12.01以前のOSへの対応、インベントリ管理を簡素化する拡張属性を効率化するなど、基本的なMDMの枠を超えた機能が必要です。
IT部門がなくても管理できるソリューションを必要とする中小企業には、Jamf Fundamentals Planが有効です。パスワードの同期とクラウド認証、カスタムアプリとプロファイルの展開、アプリカタログ、マルウェア対策が1つにまとまった包括的なソリューションです。
フルサービスのApple Enterprise ManagementソリューションであるJamf Business Planは、中小企業のこういったニーズに応えます。さらにユーザやアプリ、リソースの接続を合理化し、Appleによるネイティブのセキュリティ機能をはるかに凌ぐ最先端のデバイスセキュリティを提供します。
また中小企業は商機を見逃さないよう素早く行動できるよう求められます。この点からも、新しいApple オペレーティングシステムがリリースされ次第、同日サポートを提供し続けているJamfのソリューションがお役に立つことでしょう。
従業員を支援し、時間の節約につながる適切なソリューション
Jamfのようなゼロタッチ導入とBYODを提供するソリューションには、新入社員が新しいデバイスですぐに仕事ができ、中小企業においても大企業と同様、生産性向上につながるというベネフィットがあります。セットアップの実施、ITサービスデスクがつきっきりで対応する必要はありません。
中小企業は外部のリソースを自社のビジネスに有効活用する方法に長けていますが、より堅牢な管理システムを選ぶ時には、App Storeにはない一般のサードパーティ製アプリでも簡単に導入、サポート、パッチ適用できるソリューションを選択しなければなりません。
そして、Apple Enterprise ManagementソリューションであるJamfなら、従業員が必要なアプリを自分で選ぶことができます。App Store以外のAppも含め、利用可能な全てのアプリを一元的にユーザに表示するSelf Serviceは、限られたリソースがIT関連の業務やコストにかからないようにします。従業員が使っていないソフトウェアのライセンスを保有したままにして、ライセンス料金を無駄にしないようにしたり、従業員のデバイスにインストールされているアプリをトラッキングしたりすることも可能です。
中小企業には強力なセキュリティパートナーが必要
Appleデバイスを導入している中小企業は、他のエコシステムを使用する企業と比較して、強力なセキュリティと安定性を有していますが、最新の脅威を防ぐことができるようなセキュリティと個人認証機能を備えたソリューションが必要になってきます。
その理由は、中小企業はサイバー攻撃をする者にとって、格好の標的だからです。データを狙う犯罪者は小規模の企業には高度なセキュリティシステムがないと思い込んでいます。2021年現在、1~250人の従業員規模の企業は、企業全体の中でも悪意のあるメールを受信する確率が一番高いことが分かっています。
どんなデバイス管理ソリューションを選択していたとしても、顧客、従業員、企業のデータを確実に保護しなければなりません。
Jamf ProtectやJamf Threat Defenseは、行動分析学を駆使した最先端の脅威防御と修復を提供する、お客様のデバイス、データ、従業員を守る最適なソリューションです。
従業員の安全なアクセス
中小企業は大企業が求めるのと同様に優秀な人材を獲得し、定着させる必要があります。安全で使いやすく信頼性が高いゼロトラストネットワークアクセスを確立することで、企業と従業員データを安全に保ったリモートワークの機会を従業員に提供できます。Jamf Private Accessのように、上述の保護とサポートを通じて、柔軟な働き方を支援できるソリューションをお選びになることをお薦めします。
ビジネス成長に向けて余裕を残す
直近で規模的、事業的な成長を視野に入れている中小企業は特に、すぐにでも、より大規模な組織にも合う土台を築くことを考える必要があります。セキュリティ、詳細な分析、強力なリソースへの接続を備えたApple Enterprise Managementなら成長に備えた余裕を持った基盤作りにも対応しています。
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