~ Wanderaにより、Apple Enterprise ManagementにおけるJamfの優位性を拡大~
Apple Enterprise ManagementのスタンダードとなっているJamf(NASDAQ:JAMF)は本日、ゼロトラスト型のクラウドセキュリティとアクセスの分野で業界をリードするWanderaの買収を完了したことを発表しました。
今回の買収によって、Jamfは、企業や組織のITチームやセキュリティチームがデバイス、データ、アプリケーションを安全に保護すると同時に、市場において最も堅牢で拡張性に優れたApple Enterprise Managementプラットフォームを通じて意図どおりのAppleのエクスペリエンスを拡張できるようになります。
JamfのCEOであるディーン・ヘイガー(Dean Hager)は、次のように述べています。「Apple向けソリューションとしてナンバーワンの性能を誇るWanderaの統合クラウドセキュリティ機能が当社のプラットフォームに加わることを、とても嬉しく思います。Wanderaが開発したソリューションは当社のお客様に大きな技術的メリットを与え、エンドユーザーのエクスペリエンスを向上させるものであると私たちは考えております。それは、利用者を第一に考えたテクノロジーを提供することで人々に力を与えるという当社の理念と直接合致しています」
現代社会において高い生産性を発揮するのに必要なデバイス、アプリケーション、データに安全にアクセスすることを可能に
従業員が従来的なネットワーク境界内のみで業務リソースにアクセスする日々は、もはや過去のものとなりました。変化を続ける社会において、組織の安全とセキュリティを担保した上で、従業員に自社リソースへのリモートアクセスを提供することは、企業にとってこれまでになく重要な課題になっています。JamfとWanderaのテクノロジーを駆使することで、準拠したデバイスを利用している適切な権限を持つユーザーのみが承認済みリソースにアクセスできるようになります。
JamfとWanderaはともに、企業が安全に自社リソースへのアクセスを実現できるようにするため、クラウドIDプロバイダと統合しています。Jamfのユーザーは現在、単一のIDと生体認証を利用してMacやクラウドアプリケーションにアクセスできるようになっていますが、Wanderaは、従来型の条件付きアクセスやVPN技術に代わる真のゼロトラスト型ネットワークアクセスソリューションです。ユーザーがデバイスに認証された後、仕事上の接続を安全にする一方で、仕事とは関係ないアプリケーションは直接インターネットに転送し、エンドユーザーのプライバシー保護とネットワークインフラストラクチャの最適化を図ることができます。これによりIT部門は、サーバーの配置や証明書の管理、IPアドレスの設定といった作業を軽減できます。
悪意ある攻撃からユーザー、デバイス、企業データを保護
Appleは市場でも最高級の強度を誇るセキュアなOOTB(アウトオブザボックス)型プラットフォームを構築していますが、それを標的にする攻撃者が増えています。
Jamfは、Macのエンドポイントのコンプライアンスを維持し、macOSを標的にしたマルウェアを防止してウイルス対策のニーズに応えるとともに、Mac特有の脅威を検出・修復することができます。Wanderaは最高レベルの通知・修復アプリを取り入れた脅威検知とゼロデイフィッシング対策を提供することで、iOSとAndroidのエンドポイントへの侵害を防ぎます。JamfとWanderaの連携により、意図通りのAppleエンドユーザーのエクスペリエンスを実現しながらも、Appleユーザーを悪意ある攻撃から保護できる専用のソリューションを開発しました。
展開、設定、アプリケーション管理、ポリシー適用、セルフサービスを自動で実行し、どのAppleデバイスも必ず使用に適した状態となっていることを保証
デバイスを管理するには、基本を押さえるだけでは不十分です。ゼロタッチの導入からインベントリや継続的なマネージメントに至るまで、Jamfを活用することで、ITチームは特定の個人向けに設定されたデバイスを直接提供できます。
Wanderaは、「ポリシー」という概念をさらに進化させるような、新しいレベルのマネージメント機能を提供します。企業は、シャドーITをなくして危険なコンテンツをブロックするために利用ポリシーを適用し、リアルタイム分析や詳細レポートを駆使してデータ消費を管理できるようになります。
C-TEC社のITマネージャー、ゲアリー・オーウェン(Gary Owen)氏は次のように述べています。「ハイブリッド型の労働が定着することは確実であり、当社のように、外出先で作業をする従業員の生産性を強化しながら自社データを保護できるテクノロジーパートナーを求める企業は増えています。WanderaとJamfは、データからビジネスアプリ、デバイス、ネットワークに至るまで、ハイブリッド型の労働が主流となるこの新しい世界において、あらゆる側面を保護することを目指しています。買収が実行されたことで、従業員の生産性や企業セキュリティを損なうことなく、効率的で安全なエクスペリエンスをより有効的な形でもたらしてくれます。
買収は予定通りJamfの2021年の第3四半期中に完了し、米国規制当局の承認を含む通常の完了条件が適用されました。
Jamfについて
Apple Enterprise ManagementのスタンダードであるJamfは、ソフトウェアとJamf Nation(Appleのみに重点を置いた世界最大のIT管理者オンラインコミュニティ)を通じて、企業、学校、行政機関で人々に愛される伝説的なAppleエクスペリエンスを拡大します。
Jamfに関する詳細は、https://www.jamf.com/ja/ をご覧ください。
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